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対米開戦 高山正之 vs 倉山満 [think]

高山正之氏曰く:
「あの戦争が無謀だという意見はあるけれど、
 石油をはじめとしてあれだけ経済封鎖と誹膀中傷を受けていたら、
 日本という国はもはや立ち行かなくなる。存亡の瀬戸際にあった」
「東條英機以外の誰が総理を務めていたとしても対米開戦は防げなかったと思う」
「あの戦争はアメリカが半世紀以上練りに練って仕掛けてきたもので、起こるべくして起きた。」
「楠本正成の精神だったといいたい。
 たとえ負ける戦と知っていても、大義のために死を賭して戦地へ赴く。
 事実、日本軍の犠牲は無駄ではなかった。
 いまわれわれがこうして日本人の意識をもちながら生きている」

その通りだと思う。
高山正之氏の歴史の見方へ大いに賛同する。

これに対して倉山満氏が言う:
「インドネシアを攻めるのであれば、フィリピンを素通りし、
 南下して三方ヶ原の武田信玄のごとく突き進めば、アメリカは手出しできません」
「満州事変の時点で戦いをやめておけばいい」
「日本が挑発に乗らなければいい
 政策の失敗を宿命論で誤魔化してはならない」

違うと思う。
倉山満氏の歴史の見方には腑に落ちないことが多々ある。

高山正之氏が言うように、
あれは起こるべくして起きた戦争だと思う。

日本が挑発にのらなくったって連中は必ず戦争をしかけてきただろう。
そしてその主因は人種差別にあったと思う。
これに連中の傲慢と強欲が加勢した。
連中にとって戦争への動機に憲法、政治、歴史は単なる飾りだ。

さらに倉山満氏が言う:
「消費税の引き上げが決まった理由と、対米開戦の理由は、根本的に同じ」
 :
「倉山塾」の会員=塾生は命懸けで消費税増税阻止運動をし、しかし増税が決まり、塾生の誰もが傷つき、
一方で「チャンネル桜」の水島総氏は芝居がかっていただけだ、とか言って
「チャンネル桜」のキャスターを突然に辞め「チャンネルくらら」を始めた倉山満氏。

閉ざされた言論空間の「倉山塾」掲示板の混沌。
「討論・暴論・強硬論」でチャンネル桜の「闘論!倒論!討論!」を揶揄し
TPP反対を-国土強靭化反対を-偽装愛国者と言い放ち、道州制を容認し
覆面男を出演させ 田母神氏都知事選挙戦をクサす「チャンネルくらら」。
マスコミは途中から田母神氏に味方していたんだと!
そして田母神選挙事務所はやがては利権団体か、ならば敵だ、とかと言う。
自らが「チャンネルくらら」は おちゃらけ番組だ、と言う。

都知事選で田母神氏の戦い(選対長:水島総氏)は無駄だ、
と傍観し選挙後は「倉山兵団」は無傷だったと自慢していた倉山満氏。
これが対米開戦真珠湾攻撃後だったならば山奥へでも逃げ隠れていたのだろうか。
「倉山兵団」とは「倉山塾」の会員=塾生=部下ということで
その「兵団」の全員の行動と意思を掌握しているということか。
なんなんだその団体は。

*面倒臭い男はどこにでもいる。

討論・暴論・強硬論
「すべてを激白する!都知事選と保守論壇の行方」
第1回 倉山満 上念司 かしわもち 「局外中立、報道、平田」
http://www.youtube.com/watch?v=QVwm-41zc5c

なるほど、こういうことだな:
田母神氏は引っ込んでればよかった、
愛国心皆無な連中である舛添氏や(国旗を邪魔だと排除するDV男)や
宇都宮氏(光市母子殺人犯弁護士)、細川氏(脱原発サヨク)らに好きにさせておけばよかったと。
しかし ならばなぜ田母神氏へ「無駄」な投票をし「無駄」な時間を費やしたのだ。

*下品な男はどこにでもいる。

倉山満氏曰く:
「大東亜戦争は正義の戦いで白人に対して怒りをつきつけた、って
 あれ黙らせてくれませんか? 宮脇先生の力で?
 あんたみたいな人のせいで若者は犬死にしたんだよ!
 って言いたくなるんですよね、ほんとに!
 そんなことだから増税 止めれねーんだよ。」
(第33話 支那事変で示された朝鮮人の赤誠 【CGS 宮脇淳子】11:07~11:27
http://www.youtube.com/watch?v=sDpdLXTcweI より)
http://youtu.be/SbJYfAoK-rQ


*たまげたな…なんなんだこれは? もはや ”やんちゃ” では済まない。

膨大な豆知識と断定口調で、まるで完璧にまともな見方をしている、
と勘違いさせてしまうことで支持を得てきたかもしれない。
もうそれは終わりにしよう。
参考にするのは 事実 だけ、それ以上でも以下でもない。
倉山満氏の見方はもうアテにはしない。
時間の無駄だ。

いや、同感することが一つあった…
「チャンネル桜を辞めてよかった」と言っていたな。

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『Voice』平成26年3月号
「汝、隣国を愛するなかれ」高山正之 vs 倉山満

「拡大された決闘」のない世界

高山
日本がローマの歴史を調べたら、それこそわが国の安全保障対策になるでしょう。日本版NSC(国家安全保障会議)に塩野七生さんを呼んで話を聞けば、ローマの占領政策に学んだGHQの戦後処理の実像がはっきり見えてくるかもしれない。とにかく日本人が忘れているのは、戦後も戦後処理という民族破壊戦争が続いていた、ということです。

倉山
昭和二十年八月十五日からの占領がじつは戦争の本番だった、という意識があまりにも薄い。
一六四八年から一九一四年までの三百年間は、大国同士の征服戦争がないという世界史でも稀な時代でした。
ところが第一次世界大戦を機に、世界はウェストファリア条約以前の宗教戦争の時代に逆戻りしてしまう。その後、時を経て国際連合が発足しますが、あれこそが文明を退化させ、世界を平和から遠ざけた野蛮な組織です。なにしろ戦争を世界から「根絶」しようとしたのだから。
戦争というのは、宣戦布告で始まり講和条約で終わる。この儀式の前提があるから、辛うじて「戦争と平和の区別」がつくわけです。さらにいえば「敵と味方と中立の区別」「戦闘員と非戦闘員の区別」も、戦争が国際法に定められた行為だからこそ成り立つ。ところが国連憲章が戦争行為を否定したことで、右の三つの区別にけじめがなくなってしまった。だから現代のユーゴスラビアのように、西北のスロベキアで始まった戦争が南東のマケドニアまで飛び火し、戦いがいつ始まりいつ終わったのか、誰を相手に戦っているかさえさっぱりわからない、という最悪のカオス状況を生み出してしまう。
われわれは、真っ当なルールに基づく戦争すなわち「拡大された決闘」としての戦争が行なわれた期間が、人類史上たかだか三百年程度しかないことを知らなければならない。唯一の例外はわが国で、日本にとっての戦争は「拡大された決闘」です。戦国時代の戦争には、焼き払いも含めてルールがありました。しかし欧米の戦争にはそれがない。

高山
「決闘」と聞いて思い出すのは、硫黄島の戦いで亡くなった市丸利之肋海軍中将の『ルーズベルトニ与フル書』です。「白人殊に『アングロ・サクソン』ヲ以テ世界ノ利益ヲ壟断セントシ、有色人種ヲ以テ、其ノ野望ノ前二奴隷化セントスルニ外ナラズ」。あの遺書に込めたメッセージをひと言でいうならば、仲間由紀恵の台詞じゃないけれども「お前らのやっていることはすべてお見通しだ」となる。アメリカの腹黒い魂胆を知りつつ、負けるかもしれない戦いにあえて身を投じたのです。 市丸さんと同じ認識を、日本人の兵隊の誰しもが感じていたはずです。あの戦争は「大東亜戦争」と呼ばれるけれども、私の意識としてはやはり日清戦争、日露戦争に続く「日米戦争」です。日清、日露戦争がそうだったように、「義」をもって「悪」を懲らしめる戦いで、たとえ相手が物量に勝り、日本の倍の軍艦を繰り出したとしても、勇気をもって立ち向かう。軍も無知のまま敵に突っ込んだのではない。そのことは市丸さんの遺書を読めばわかります。

倉山
もちろん、現場の軍人さんはまともですよ。しかし、東京にいた連中は全員馬鹿です。いくらご先祖さまを批判するなといわれても、こればかりは若い人開が言わなければならない。あんな戦い方をした政府と大本営は愚かで、絶対に認めてはいけません。
アメリカと戦って勝ちたいのであれば、なぜ最初にフィリピンを獲り、太平洋艦隊の来攻を待ち構えていなかったのか。それで日米の戦いは終了ですよ。なにしろ日本は日露戦争から四十年問、この訓練を続けているのだから、日本海海戦の再現になったはずです。加えてインドネシアを攻めるのであれば、フィリピンを素通りし、南下して三方ヶ原の武田信玄のごとく突き進めば、アメリカは手出しできません。
それなのにハワイに陸戦隊も連れて行かず、占領する気もない真珠湾をわざわざ飛行機で攻撃し、敵国アメリカに「飛行機で戦艦を沈められる」という実験成果まで見せてしまう。おまけにアリューシャン列島から南洋諸島まであらゆる島を獲り、アメリカに好きなところから攻めさせる親切ぶり。山本五十六のような人間をいつまでも美化しているから、戦後日本人は駄目なんです。
むろん実際に戦死した人は偉いと思います。絶対的に尊い。だが、負ける戦いに行かせた愚かな軍人や政治家の責任は必ず問うべきです。日本国とか日本人とかいう曖昧な括りをすべきではない。日本人に最も欠如しているのは、昭和六年(一九三一)時点の日本が、アメリカやソ連が脅えてかかってこられないほどの強国だった、という事実の認識です。それがなぜ昭和十六年(一九四一)年になったら、勝つ戦争でなくなっているのか。この点に関する反省がない。

高山
いや、あの戦争が無謀だという意見はあるけれど、石油をけじめとしてあれだけ経済封鎖と誹膀中傷を受けていたら、日本という国はもはや立ち行かなくなる。存亡の瀬戸際にあったということです。

倉山
だから、満洲事変(一九三一年)の時点で戦いをやめておけばいいんです。

高山
それは歴史の後知恵でしょう。

倉山
後知恵といって切り捨てるなら、戦時中と同じです。さんざん正論を封殺しておいて後知恵という。いまの増税論議と一緒ですよ。消費税の引き上げが決まった理由と、対米開戦の理由は、根本的に同じです。財務省の役人が「これは決まったことですから」といって総理に吹き込み、新聞が偏向情報をもとに世論を煽り、何も考えていない政治家たちが付和雷同する。こうして正論が封殺されるわけです。

高山
なにも、左翼の歴史家のように日本軍批判をやって悦に入りたいのではない。当時の世界状況に照らして、世界がどう動き、日本を駒の1つとしてどう動かそうとしたか。当時の日本がもちうる情報・材料は何かあったか。それを考えるべきだということです。私は東條英樹以外の誰が総理を務めていたとしても、日米開戦は防げなかったと思う。

倉山
ただ、あのやり方で戦うべきかどうかは別です。対米戦が必然でも何でもない。

高山
作戦はともかく、あの戦争はアメリカが半世紀以上練りに練って仕掛けてきたもので、起こるべくして起きた。

倉山
日本が挑発に乗らなければいいじゃありませんか。政策の失敗を宿命論で誤魔化してはならない。

高山
その点はいくら時代錯誤といわれようと、楠本正成の精神だったといいたい。たとえ負ける戦と知っていても、大義のために死を賭して戦地へ赴く。
事実、日本車の犠牲は無駄ではなかった。いまわれわれがこうして日本人の意識をもちながら生きていることに加え、日本が戦ったことでアジアが目覚めたからです。フィリピンのアルバート・デルロサリオ外相が「われわれは日本の再軍備を大いに歓迎する」(二〇一二年一月十日付『フィナンシャル・タイムズ』)と公言したように、ようやくアジアも意識が目覚めつつある。あとは日本が目覚める番です。

倉山
日本が「自由と繁栄の弧」を築きたいなら、アジアに共通の敵をつくることです。ASEAN(東南アジア諸国連合)は反ベトナム同盟として生まれた同盟ですが、中国というさらに嫌な国が台頭してきたから、ベトナムがASEANに加盟したわけです。
いまは歴史問題で日本がババ抜きのババを引いている状態だから、中国をさらに世界の嫌われ者に仕立てればよい。幸い、日本は海外に中国の悪口を言い回る必要すらなく、ただ事実だけを淡々と伝え、中国の孤立と衰退を待つことです。さらに有り難いことに、沈む中国という泥舟に韓国が乗っかろうとしている。たとえば、チャイニーズ、コリアンが海外で営業する日本料理店の真横に、本物の日本料理店を開けばよいのです。日本人はお
人好しで甘いから、つい隣の店に作り方を教えてしまうかもしれませんが。(笑)
いま、日本にとって何より深刻なのは歴史問題です。第二次世界大戦が終わった時点では「ナチス・ドイツが世界最大の悪」で、日本のことなど白人の眼中になかった。ところが歴史教科書の問題で、我こそが戦争犯罪国、と自分から言い出す馬鹿な国があった。

高山
日本、というより学者とメディア、政治家だね。

倉山
おかげでドイツは、ババ披きのババを日本に押し付けることができました。結果として、いま日本が歴史問題で置かれている状況は、ナチスの弁護や南北戦争のアメリカ南部の奴隷制を弁護するのと同じレベルで大日本帝国を擁護しなければいけないところまで追い込 まれている。この絶望的状況を認識することからしか、歴史問題の解決は生まれません。
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市丸利之肋海軍中将の『ルーズベルトニ与フル書』:
「白人殊に『アングロ・サクソン』ヲ以テ世界ノ利益ヲ壟断セントシ、
有色人種ヲ以テ、其ノ野望ノ前二奴隷化セントスルニ外ナラズ」。

米軍GHQの WGIP、War Guilt Information Programの洗脳政策を知らなければならない。
日本人が知らない 検閲、焚書、言論弾圧、報道規制、そして今も続く捏造報道を知る必要がある。
戦後のデタラメな学校歴史教育や朝日新聞、NHKの報道に騙され続けてはいけない。

市丸中将と同じ認識を、アメリカの腹黒い魂胆を、日本人の兵隊の誰しもが認識していたと思う。
戦った誰もが真実を知っていたのだと思う。

「日清、日露戦争がそうだったように、「義」をもって「悪」を懲らしめる戦いで、
たとえ相手が物量に勝り、日本の倍の軍艦を繰り出したとしても、勇気をもって立ち向かう。
軍も無知のまま敵に突っ込んだのではない。」

真珠湾-12月8日を記憶せよ(HD高画質ver):
http://www.youtube.com/watch?v=xKj08mdnySs
私は宣戦はしない、戦争をつくるのだ


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