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武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり [がんばれ産経新聞]

江戸時代中期、鍋島藩(佐賀)の「葉隠」、
武士としての哲学が記録されているのだと思う。
国/藩/家を守る、公に尽くすための集団、武士。
どう考え、判断し、行動すべきかが書かれていたんだと思う。

「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」は有名。

どんな些細なことを前にしても、
どんな重大/重要/危険なことを前にしても、
己に私利私欲があれば武士の道を誤る。
だから公に尽くすための心構え/考え/判断/行動の大前提が
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」
なんだと思う。

別に死に急いだんじゃない、武士として
公の生に徹底的にこだわって生まれた言葉なのだと思う。

「太平洋戦争中の特攻、玉砕や自決を美化・正当化するのに
 この言葉が使われた」というのは大嘘である。

だいたい「太平洋戦争」じゃなく「大東亜戦争」だし、
そんなことで = 己を美化したいがために命をかけたのではない。
先人たちは 公の為に、国の為に命がけで戦ったのだ。

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藤森武写真展「武士たちの風景-HAGAKURE」。
「武士道」や「葉隠」の世界をテーマにした写真展がある。

「虫食い葉と手漉(てす)きの紙…
 そんな何げない被写体が、強烈な磁力を帯びる。」、とある。

…そうかなぁ
ウェブ上の写真を見る限り そんな「強烈な磁力」は感じない。
でも イケてる。
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20091101_藤森武「葉隠」より(2009年).jpg

http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/091024/art0910240813000-n1.htm

【写眼】藤森武「葉隠」(2009年)
2009.10.24 08:10

藤森武「葉隠」より(2009年) ■撮れないものを撮るには

 「美学の押し売りですよ。写真家のやってることってのは」

 ちょっと露悪的に、そんなことを言ってみたりする藤森武(67)は、仏像写真の第一人者と評される。四季折々の風景も撮れば、美術品や工芸品の“ブツ撮り”も得意とし、作風は多彩だが、伝統、日本史、和のこころ…そういったニュアンスの仕事をよく頼まれる。つまりはその「美学」に共感する人が多いってことだろう。

 掲載作は、真骨頂と呼べる一枚。「武士道」や「葉隠」の世界をテーマにした本展のポスターにも使った。虫食い葉と手漉(てす)きの紙。そんな何げない被写体が、強烈な磁力を帯びる。

 「サムライを象徴するイメージを」という依頼がきっかけで始めた企画。精神や思想のような抽象的なものを、どう画面に定着させるか。「難しいですよ。でも、映像化に向かないものを映像化するのが僕らの仕事」

 そう言い切って、こんなたとえ話をする。「格好つけただけのレストランの料理と、田舎のおばあちゃんの漬物を普通に撮ったら、おいしくないほうがおいしそうに写る。でも漬物のうまさを撮りたいでしょう」

 以前に和紙の写真集を手がけた。難しさは簡単に想像できる。雁皮(がんぴ)紙と楮(こうぞ)紙、美濃紙と越前紙、その質感や手ざわりをどう撮りわけるのか。「知らないと写せない」と研究に熱中し、一時は自宅に工房まで作った。体得した真理がひとつ。

 「惚(ほ)れないと、撮れない」(篠原知存)

                   ◇

 ■藤森武写真展「武士たちの風景-HAGAKURE」

 11月3日まで、東京・二子玉川の玉川高島屋S・C屋上ルーフギャラリーで。藤森が撮影を担当した“サムライ本三部作”の「五輪書」「武士道」「葉隠」(いずれもピエブックス)が完結したのを記念して、収録作品から約60点を展示。会期中無休、入場無料。TEL03・3709・2222。
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産経新聞SS.jpg

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