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靖国神社 (平成22年4月4日) [靖国神社]

靖国神社で さくらまつり。
大いに賑やか:
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靖国通り沿いの桜も見事:
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千鳥ケ淵にも大勢の人々:
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今月の社頭掲示:

私が死んだら

陸軍少尉 山 川 弘 至 命
昭和二十年八月十一日
台湾屏東南飛行場にて戦死
岐阜県郡上八幡町出身
二十八歳

私が死んだら
私は青い草のなかにうづまり
こけむしたちひさな石をかづき
青い大空のしづかなくものゆきかひを
いつまでもだまつてながめてゐやう。

それはかなしくもなくうれしくもなく
何となつかしくたのしいすまひであらう。

白い雲がおとなくながれ
嵐が時にうなつて頭上の木々をゆすぶり
ある朝は名も知らぬ小鳥来てちちとなき
春がくればあかいうら青い芽がふき出して
私のあたまのうへの土をもたげ
わたしのかづいてゐる石には
無数の紅の花びらがまふであらう。

そして音もなく私のねむる土にちりうづみ
やがて秋がくると枯葉が
日毎一面にちりしくだらう。

私はそこでたのしくもなくかなしくもなく
ぢつと土をかづいてながいねむりに入るだらう。

それはなんとなつかしいことか。

黒くしめつたにほひをただよはせ
私の祖父や曽祖父や
そのさき幾代も幾代もの祖先たちが
やはりしづかにねむるなつかしい土
その土の香になつかしい日本の香をかぎ
青い日本の空の下で
私は日ごとこけむす石をかづき
天ゆく風のおとをきくだらう。

そして時には時雨がそよそよとわたり
あるときは白い雪がきれいにうづめるだらう。

それはなんとなつかしいことか。

そこは父祖のみ魂のこもる日本の土
そこでわたしはぢつといこひつつ
いつまでもこの国土をながめてゐたい。

ただわたしのひとつのねがひは

――ねがはくは 花のもとにて 春死なん
 そのきさらぎの もち月のころ――

(原文のまま)

( http://www.yasukuni.or.jp/history/will.php )

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コメント 4

yukikaze

特注の車止めなのでしょうか。さすがに、菊の御紋は許可が出なかったのでしょうか。桜と菊は日本の四季(春と秋)を代表する花だけに、日本の風景に似合いますね。
by yukikaze (2010-04-12 17:27) 

元気

こんばんは。

祖国を愛おしく懐かしく感じるのは、
異国の地にいることと、死を前にしているからなのだと思います。

桜は… 花びらの散るさまが命の散るさまを彷彿とさせます。
日本人が桜に深い思いを抱くのは、命の儚さを知っているからなのかも知れませんね。

>かなしくもなくうれしくもなく
>たのしくもなくかなしくもなく

ただ、懐かしい。
それが故郷であり、祖国なのだと思いました。
心が洗われるような、素晴らしい社頭掲示ですね。

靖国集う人々を、先人は、ただただ、ご覧になっておられる気がします。






by 元気 (2010-04-12 20:57) 

genn

yukikazeさん、

家紋にしても たとえば欧州では野獣系が多いらしいですが
日本では家紋の多くは草花です…日本らしさなのだと思います。
そして桜と菊は もう日本の象徴のようです。

by genn (2010-04-19 01:11) 

genn

元気さん、

戦になれば誰もが国の為に命をかけたのですからね。
いつも国を、故郷を、家族を胸に思い続けていたことだと思います。

それに桜といえば、ソメイヨシノで日本にしかありません
(輸出したソメイヨシノは別として)。
ソメイヨシノは日本全国津々浦々に存在したのだと思います。
それはつまり誰にとっても 桜は故郷、家族、国へと通じていたのだと思います。

by genn (2010-04-19 01:25) 

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