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日の丸の 鎧 [近代史+ (日本)]

大神社展の際に立ち寄った上野国立博物館にて:
20130526_00大神社展時の国立博物館での鎧.jpg

平安時代末期の源平の争乱から明治維新までの約700年間は、
武士が政治の実権を握った時代です。
武士は公家の文化を模範としながら、仏教や庶民の文化を取り入れて、
独自の質実で力強い文化をかたちづくりました。

庶民の平服であった直垂(ひたたれ)は、武士の礼装としてしだいに整えられて
幕府の出仕服となり、江戸時代になると裃(かみしも)が登城服となりました。
日常には小袖や胴服が用いられ、甲冑の上にはおる陣羽織には
武士の好みがよくあらわれています。

刀剣は武士の道具のなかでもも最も大切にされ、
将軍や大名への贈答にも第一の品とされました。
通常、太刀と腰刀、刀と脇指(わきさし)というように長短2本を腰に帯び、
室内では腰刀や脇指だけを指していました。
検討の外装である拵(こしらえ)は、身分や服装、時代の流行とともに変化しています。

拵をはじめ甲冑や馬具は、漆工や金工、組紐など工芸
のさまざまな技術を駆使して制作されています。
甲冑の種類には、馬にまたがって矢を射るのに適した鎧のほか、
胴丸や腹巻、当世具足などがあり、世界の甲冑のなかでも彩りが豊かです。
これらの武器武具は、神社や寺院に奉納されたり、
大名の家の歴史や格式をあらわす道具として伝えられてきました。

日の丸 鎧:
20130526_02大神社展時の国立博物館での鎧_l.jpg
20130526_01大神社展時の国立博物館での鎧.jpg

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