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立憲君主としての天皇陛下 [日本を知る]

立憲君主制:
 憲法に従って行われる君主制
 原則として君主の権力が議会に制限を受けるようになっている制度。
(君主 :世襲による国家の統治者。天皇陛下)
(君主制:世襲の単独の首長(天皇陛下)により統治される政治形態)

日本の国のかたち についての記事:

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憲法を素直に読めば天皇陛下が立憲君主で、首相らが臣下なのは明瞭だ。
国民主権となんら矛盾しない。

「立憲君主としての天皇陛下」

首相は国会の指名だけで就任できない。
天皇陛下から任命されて初めて首相になる。
最高裁長官も陛下の任命だ(憲法6条)。

国事行為(憲法7条)は多岐にわたる。
閣僚は天皇陛下の認証で国務大臣となる。副大臣や検事総長、大使ら認証官も同じだ。
法律、政令、条約の公布、国会の召集、衆院の解散、総選挙の公示、勲章の授与も国事行為だ。
すべて陛下の御署名と御押印が欠かせない。
海外からの賓客とのご会見、各国大使の信任状奉呈式など外交行事も多い。

天皇陛下によって政府や国会の決定に正統性と重みが付与される。
重責を託された首相らは襟(えり)を正し職務に励むよう自覚を促される。
政治家の権力行使よりも高い次元で、陛下は国を統治されている。

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http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091228/stt0912281917004-n1.htm

【政論】皇居移転、幕府政治に戻すのか
2009.12.28 19:17

 日本を幕府政治に戻すつもりなのかと驚いた。

 国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は27日のテレビ朝日番組で、天皇陛下に「権力の象徴だった江戸城(跡)にお住まいになられるのではなく、京都か、あるいは広島に住まわれてはいかがでしょう」と進言したと披露した。

 国のかたち(国体)は成文憲法だけによらないが、占領下にできた現憲法でさえ、行政府の長を「内閣総理大臣」、内閣の構成員を「国務大臣」とする。憲法を素直に読めば天皇陛下が立憲君主で、首相らが臣下なのは明瞭だ。国民主権となんら矛盾しない。

 亀井氏は同じ番組で、天皇陛下を「象徴であり元首だ」と語っており、皇室尊重の心を持っているようだが、皇居移転論は「立憲君主としての天皇」を踏まえていない意見だ。

 首相は国会の指名だけで就任できない。天皇陛下から任命されて初めて首相になる。最高裁長官も陛下の任命だ(憲法6条)。

 国事行為(憲法7条)は多岐にわたる。閣僚は天皇陛下の認証で国務大臣となる。副大臣や検事総長、大使ら認証官も同じだ。法律、政令、条約の公布、国会の召集、衆院の解散、総選挙の公示、勲章の授与も国事行為だ。すべて陛下の御署名と御押印が欠かせない。海外からの賓客とのご会見、各国大使の信任状奉呈式など外交行事も多い。

 天皇陛下によって政府や国会の決定に正統性と重みが付与される。重責を託された首相らは襟(えり)を正し職務に励むよう自覚を促される。政治家の権力行使よりも高い次元で、陛下は国を統治されている。

 皇居を東京の政府から離せば、陛下のお務めに支障を来す。江戸城跡からお出になればかえって、幕府が政治を専断した「江戸時代」に戻る皮肉な事態になりはしないか。(榊原智)
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産経新聞SS.jpg
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