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A級戦犯 [靖国神社]

「あいつは “A級戦犯” だ」と会社の男が言っていた。
このフレーズ、かつてどこかで何度かきいたことがある。

ここで言う “A級戦犯” とは
会社の業績を悪化させるなど、罪な連中を示す言葉だ。

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日本敗戦後に日本を占領したマッカーサーGHQは
極東国際軍事裁判=東京裁判で 日本軍人の戦争犯罪を裁こうとした。

A級犯罪:平和に対する罪(事後法)
B級犯罪:通常の戦争犯罪
C級犯罪:人道に対する罪(事後法)

A級犯罪の場合、疑われて逮捕されたのは100人以上、
そのうちの 25人が犯罪者とみなされて裁判になり(起訴)、
25人全員が有罪、そのうち7人が死刑(東条英機を含む)。

しかしマッカーサーGHQの約7年の占領が終わって日本が主権を回復すると
いわゆる “戦犯者” たちに対して真逆なうねりが起きる。

有罪にされたB/Cを含めた A級戦犯者たちに対して
国民からは 4000万人分の釈放を求める署名がされ
国会では赦免(しゃめん:罪をゆるすこと)や釈放の決議がされた。

その結果、昭和33年には 全ての “戦犯者” が釈放されている。

そして
A級犯罪者と疑われ逮捕された岸信介は内閣総理大臣になり、
A級犯罪で禁固7年だが釈放された重光葵は副総理・外務大臣になり勲一等までも授与され、
A級犯罪で終身刑だが釈放された賀屋興宣は法務大臣になっている。

なお、日本国では GHQ/東京裁判が謳う “戦犯” は国内法上の犯罪者ではないことを示している。

つまり、たとえば、「刑に処せられた者は恩給権は消滅する」という旨の国内法があるが
“戦犯者” が服役中も出所後にも恩給が支給されいている…つまり犯罪者とはみなしていない。
また「刑の執行が終わるまでの者には選挙権/被選挙権は無い」という旨の国内法があるが
巣鴨での受刑者も衆議院選挙に不在者投票をしている…つまり犯罪者とはみなしていない。

GHQ/東京裁判が勝手に “戦犯” だ、と騒いでいたのだ。

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つまり、どういうことかというと、
東京裁判は茶番劇であり、マッカーサーGHQと戦勝国が悪事を働いていた、ということだ。
主権回復後の日本人はみんな あたりまえに理解していた。

A/B/C級戦犯として有罪で絞首刑になった者は処刑されたんじゃない、殺害されたのだ。
GHQこそが極悪非道、彼らに対してこそ激怒すべき事件だった。

しかしいま問題なのは、GHQに 擦り寄りおべっかを使ってきた連中や
共産思想者や在日外国人の反日勢力、つまり朝日新聞やNHK、日教組などが
その茶番劇の内容、嘘を繰り返し繰り返し報道し、必死こいて語り継いでいることだ。
日教組を支持母体にする外国人党員に運営を牛耳られた民主党も嘘の上塗りをしている。

それで 東京裁判史観者 = 自虐史観者 が量産されてしまった。

だから朝日新聞の愛読者たちやNHKなどマスゴミ、日教組の影響下にある者は
重い罪な連中のことを指して 「あいつは “A級戦犯” だ」 などと間違った使い方をしてしまう。

ほんとうは 「あいつは “A級戦犯だ” 」 というタコがいたなら、
「おい、そいつは 褒め言葉だ」 と切り返すべきなんだ。

---
東京裁判で 戦勝国からの判事は11人で 国際法学者はたった一人しかいなかった、
それがイギリス領インド帝国から派遣されたパール判事。
徹底的に調べまくって当時の国際法に照らし合わせて
"全員無罪" と判決している。
ただしパール判事の判決は 無視され 判決とその内容は公表もされなかった。

また、朝鮮戦争で共産思想の恐怖を味わったマッカーサーは後に
上院の軍事外交合同委員会において
日本が戦争に突入した理由は主に自衛のためだった
Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security.
と証言している。

---
靖国神社では戦争に関わる公務上の地位に基づいて亡くなった者
(処刑(殺害)/獄死/戦犯嫌疑自決を含む)を祀っている。

したがって昭和33年に全ての “戦犯者” が釈放された後、
昭和34年からBC級の元 “戦犯者” が合祀され、
昭和53年にはA級(14名)の元 “戦犯者” が合祀されている。

あたりまえだ。


もうすぐ 8/15 終戦の日。

---
平成21年8月 靖国神社 社頭掲示:

陸軍中尉 藤井冨一 命
昭和二十年八月六日
沖縄方面にて戦死
奈良県生駒郡安堵村出身 二十五歳

(前略)
永い永い二十五年間心配ばかりをおかけして、
一時として安心させる様なことの出来なかったことが何よりも心残りであります。
せめて一時でも安心させたかった。

しかし、冨一も一人前の男になりました。
今こそ最後の御安心をさせる秋が寸前に迫り、喜び勇み居ります。
(中略)

今更、何も思ひ残す事はありません。
ただ感謝、喜び勇んで敵撃滅の決戦の空に、真一文字に征きます。
お母さん、祝って下さい。

お母さん、たとへ私の身体が帰って来なくても、心は必ずお母様の膝下に帰ってゆきます。
あのうるはしい山に包まれた故郷の空へ帰ってゆきます。

そして、皆様と一緒に日本を守りませう。
(後略)

冨 一
お 母 様

(原文のまま)

20090808_靖国神社S.jpg

(2009年8月10日 20:00 訂正/編集/追記)

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コメント 4

すけろく

「A級戦犯は先の大戦の罪人だ。」とほざくのが民主党 岡田克也。
意味も分からず日本を戒め、中国に「お使え」しようと必死です。

そんなに日本を嫌いなら党ごと中国に行って欲しい。
日本には国を売る政党なぞ必要無い。
by すけろく (2009-08-10 11:15) 

元気

こんにちは。

A級戦犯。
安易に使う人が居たら、(本来なら)恥を知るべきだと思います。
けれど、国が先人を敬わず、犠牲者と貶め遺骨の回収も終わっていない。
それが、今の日本のありさまです。

どんなに国を愛し、尊い心で散ったか、学校で教わることも、テレビで知ることもない。
国の在り方も安全保障も他人事のようです。
そんな戦前戦中を知らぬ世代が親になり、疑うことなく自虐史を踏襲しています。高学歴であるほど厄介です。

日教組を悪と思い、NHK、朝日だけでなく、全ての新聞テレビが偏向だと思っていたとしても口にしない智恵(?)があります。
ことなかれ主義、日和見、大衆迎合です。(裸の王さまの民衆と同じですね)

戦後65年、自虐史観は、まるで日本の伝統文化にまで昇格したかのようです。
利得者がマスコミ、教育界を牛耳っている限り、この伝統文化を覆すことは困難を極めそうです。

癒しがブームです。
大衆は、感動話を求めますが現実からかけ離れている方が喜ばれます。
求められるのは、浅い感動です。重い感動ではありません。
それは、自分も含めて、誰も今の現実に責任を取らずに済むからです。
それは、まるで、真実を直視することから避けているかのようです。

社頭掲示の言葉は、真実です。
死を直視してなお、清廉に想いを綴っておられます。
どの言葉も大和魂が溢れています。深く重い感動です。
真っ当に知れば、今の自分を変える責任が生じます。
戦後の在り方、先人に託された未来に責任を感じずにはおられなくなります。

>そして、皆様と一緒に日本を守りませう。

ああ。守らねばならないのだ。
そういう脅迫観念(?)にも襲われます。(笑)

日本の未来に対しての責任感。
周りを見ていると… 希薄に感じられてなりません。

緊急事態だと、寝た子を起すのか。
逃げられぬ運命ならば、起すことは罪深いことなのか。
逃げられぬ運命など無いと信じて、起してまわるしか無いのかも知れませんね。


by 元気 (2009-08-10 17:26) 

genn

すけろくさん、

知れば どう考えても民主党=悪党 意外の何者でもありません。
それを反日マスゴミは国民に知らせません。

主権回復活動を急ぎましょう。

by genn (2009-08-10 20:48) 

genn

元気さん、

癒し=軟弱、草食系がブームだし、
実力/成果主義=金儲け第一、拝金主義がブームだし、
人権主義=わがまま、利己主義 もブームだし

日本精神(リップンチェンシン) が失われていきます。

民主党が政権をとると、更に日本は劣化してしまいますね。
彼らの活動を阻止しなければいけません。

平和ボケ=寝た子 は起こす必要があります。

でないと 痛い目にあいます = 叩き起こされることになります。
しかし叩き起こされてからでは遅すぎるかもしれません。

日教組を潰し、朝日新聞/毎日新聞/NHKなど腑抜けな連中を糾弾し、
日本精神 = 大和魂 = “大和精神” を復活させる必要があります。

by genn (2009-08-10 20:49) 

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