SSブログ

台湾と日本 [近代史+ (台湾)]

もし70-80年前に台湾へ行ったとしたら
それはまるで、まさに日本国内旅行のようだったのだと思う。

日本が統治し台湾を併合し日本国としていた時間は 60年ほど。
人ひとりの人生と比較するととても とても長い時間だ。
家族3世代~4世代ほどが重なる時間。

もちろん台湾人は台湾語も喋っていただろうが
多くの台湾人たちは違和感なく日本語も喋っていたんだろう。
街並も日本のそれと似てきていたのだろう。
治安は安定し、日本と同じく各家庭では鍵などかける必要はなかった。
世界で最も治安が安定した安全な場所になった。

日本の台湾統治は白人国家がやった略奪型や搾取型ではなく投資経営型。
伝染病を根絶させ、治安を安定させ、国家予算の1/4以上を台湾につぎ込み、
道路、鉄道、港湾、病院、学校などをつくり医師や教師を送り込み
就学率は数%から 92%まで上げた。
(「台湾人と日本精神」 蔡焜燦 著 小学館文庫)

当時の世界情勢で もし日本でなく白人、あるいは支那(中国)人が
台湾を統治していたら 酷いことになっていただろうと思う。
もちろん日本人による差別はあっただろう。傲慢な部分もあっただろう。
しかし当時の情勢下でのできる限りの貢献をしてきたのだろうと思うし
多くの日本人が人生をかけ台湾に尽くし台湾に骨を埋めている。

そうやって日本は台湾を併合した、大東亜戦争が始まるころには
もう台湾は日本と同じだったに違いない。

当時、日本の軍隊はとても規律が厳しかった。
「銃を落とした兵隊さんは、ビンタを張られても気を付けをしたまま
 敬礼をして「ありがとうございました!」と言うだけです。
 その敬礼は崩れず、実に格好がいいのです。
 厳しさが空気から伝わってきました。このように、日本兵でだらしない
 兵隊さんは一人もみたことがありませんでした。
 私たちは、自分の国の兵隊さんは潔くて爽やかで、気持ちがい人たちばかりでした。
 当時、兵隊さんはまさに皆の憧れの的だったのです。」
(「日本人はとても素敵だった」 楊素秋 著 桜の花出版)

“自分の国” の兵隊さんだったんだ。

昭和17年には台湾にて陸軍特別志願兵制度が実施され、
定員1020人に対して志願者 42万5961人。
翌年は定員 1008人に対して志願者は 60万1147人。
多くが本土からの日本軍と伴に戦い散っていった。
(「台湾論」 小林よしのり著 小学館)

しかし残念ながら日本は戦争に負け、
代わりに支那(中国)大陸から蒋介石ら支那人が20万人も台湾にやってきた。
日本人48万8000人は全て本土へ追いやられた。

やってきた支那人は軍服を着た非文明人。
だらしなく、道端でいきなり脱糞を始める、
水道蛇口から水がでるのに驚き、買った蛇口を単に壁にさしては水がでないと怒る、
壁に穴をあけ電球を差し込んで点灯しないと怒る。
盗難や略奪が相次ぎ治安が悪化、経済運営もめちゃめちゃ。

ある日、支那人の横暴で煙草を売っていた女性が支那人に暴行され
多くの台湾人が我慢の限界に達しクレーム運動を起こした。
これに対して支那人は虐殺で応じた…二・二八事件。
白色テロとして日本教育を受けた日本語をしゃべるエリートたちが急襲され何万人も殺された。
鼻や耳を削がれ、針金で手のひらを貫通させて街中をひきまわす、袋に閉じ込め海に落とす
などなど 彼らがやってきた残虐行為を台湾でも始めた。
自由がなくなり治安が悪化し、扉には鉄格子がつき鍵がかけられた。
そして戒厳令が敷かれた。

しかし台湾人の地道な努力で政局が動き30年以上続いた戒厳令が1978年にようやく解除。
国民党でありながら親日で台湾人(本省人)の李登輝が総統に就任、民主化が進んだ。

いま、日本語を流暢にしゃべる台湾人はもうすでに 80歳ほどになってしまっている。
まだ台湾にいけば彼ら台湾人たちはまだ日本を愛し、公園などで集い、日本時代を懐かしみ昔話を始める。
教育勅語をそらんじ軍歌を歌う人たちもいる。
とても嬉しく思う。

先週の台北滞在中のニュース(サン・ビジネス台湾経済情報) に台湾人の
「最も好きな国「日本」38%でトップ=交流協会調査」とあった。
(20~80歳 1040人、大手リサーチ会社・ニールセン
…”アテ”にできる会社か否かは別にして、台湾は親日ということは間違いない。)

しかし、いずれ日本時代を経験した人たちはいなくなってしまう。
とても寂しいことになると思う。

彼ら/彼女たちがいなくなってしまった台湾はどうなってしまうのだろう。
去年の3月に民進党から李登輝がいない国民党に政権は交代し台湾は中国に近寄っている。
NHKは嘘をつき、歪曲し 台湾は反日であるとでっちあげている。

日本人は嘘をいう反日NHKに騙されてはいけない。
台湾を大切にしなければいけない。

参考:
「台湾人と日本精神」 蔡焜燦 著 小学館文庫
「日本人はとても素敵だった」 楊素秋 著 桜の花出版
「台湾論」 小林よしのり著 小学館

20090426_台湾1:総統府.jpg
参考: http://pht.so-net.ne.jp/photo/genn/albums/153064

BLOG RANKING:人気ブログランキングへ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

my ハードボイルドチャンネル桜 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。